ぐるっとカナダ10

10/21-10/30

月/日 地名 道路名称 走行距離(km)  
10/21 駐車場でオイル交換 333 ペギーズコープ 103,324 ルーネンバーグ(キャンプ場で車中泊) 140 カルガリーを出発してからすでに8,000kmも走っている。ゆとりのある駐車場なので気持ち良く作業が出来た。タカ達は大学へ散歩に行くというのでその道の途中でバイバイの時間になる。次はいつ逢えるのだろう、でもそのときをイメージするのは楽しみの一つに数えられそうだ。
ノバスコシアの観光地巡り。青い空なのでペギーズコープの灯台の白が良くでている。観光客もこの辺にはまだまだたくさんいる。特に今日は週末、さらに暖かいのでブラリ、ドライブという家族も多いのだろう。
ユネスコ世界遺産に登録された港町ルーネンバーグ。知識が乏しいのでインフォメーションで地図をもらい散策コースを教えてもらう。そのインフォメーションの裏手にはキャンプ場がありまだ閉鎖していない。さらにこの街にはホステル等の安宿はないというので宿泊手続き(?!)もしてしまう。車を置いて徒歩で港への坂道を下る。やっぱり街を見るのは足が一番だ。ただ、一人で歴史的建造物を見ても何か足りない、そうなることはわかっていたのだが寂しくなってキャンプ場に帰ってきた。
10/22 朝陽の街を散策、やっぱり一人で街はいけない 3,103 リバープール 8 ケジムクジク国立公園(キャンプ場で車中泊) 130 朝日を浴びるルーネンバーグの町並みを港を挟んだ反対側、ゴルフ場の入口からみる。今日も青空が遠くまで広がっている。海岸線を南下し現地時刻11:25リバープールに着く。この街にはカルガリーで知り合った友人の実家があると聞いていた。しかしこれからアメリカに渡りボストン、ニューヨークを経由してトロントに入るという予定は、決して時間的な余裕があるわけではないので次回に訪ねることにして島を横断する8号線に入る。ところがケジムクジクのインフォメーションで展示物を見ているとここは「カメ」の宝庫らしく夏にはカメの生態を紹介するツアーも企画されるらしい。それが動機というのも根拠にならないがここでノバスコシアの最後の夜を過ごすことにする。紅葉のきれいな、という条件で紹介してもらったトレイルコースを3本歩くが、すでに秋は後半で多くの葉は地面に移動していた。
10/23 焚き火で朝食 8 アナポリスローヤル 101 ヤーマウス(ありゃま、Uターン) 1 ディグビィ フェリー セント・ジョン 7 フレデリクトン 2 エドマンドストン(林道に入り車中泊) 620 このキャンプ場にはかなりのキャンパーが集まっていた。そしてここにはシャワーがあるといわれ何度も何度もシャワー室に行くが結局開かずの間、昨日の汗は流すことが出来なかった。朝もトライするが駄目、原因は知らないが他のキャンパーが使っているわけではなくロックされているらしい。
ヤーマウスに着きUSドルを用意してフェリーターミナルへ向かう、とその前にインフォメーションに立寄ってアメリカの地図をもらおうとおねェちゃんとお話する。・・・・なんとフェリーは昨日で今年の営業は終了してしまった。ハリファックスで運行表を見たときに10月はオフシーズンで1日1本のサービスになる、ということで頭に入力されていた。しくじった!10月の後に続く日にちを見ていなかった。
ニューブランズウィックに渡るフェリーを紹介されてそれに流される。んー、こうなった今、カナダにこだわって帰ることにしよう。
10/24 暖かい朝 185 ケベック州に入る 20,102 ケベックシティ、モントリオール通過 417 分岐をオタワへ、正解!(キャンプ場駐車場で車中泊) 800  現地時刻8時半にケベック州に入る。レストエリアを見つけテーブルもあるので朝食、洗顔して気分爽快になってケベック通過を今日の目標にする。モントリオールに来ても長居はできず16:50オンタリオ州に入った。
すぐ先に高速道路の分岐がある。トロントへ南下するかオタワに向かうか?オタワには昨日から連絡を取ろうとしているのだが結局今だ捕まっていない友人がいる。いや正確に言えば東へ「向かう」ときにも逢えずにオタワを後にしていた。「どうする?どうする?また肩透し食らうかもよ?」オタワに向かう右のレーンに車はのっていた。
18時半、住所から家も特定できてしまったが電話してもつながらない。「これが彼女との縁なんだろうな」とトロントへのルートを地図で確認していた。19時半、出発を決心するためのラストコールをかける。受話器の向こうにアキコがいた。
ダウンタウンの散歩に連れていってもらう。国会議事堂、造幣局、美術館、ケルンの大聖堂に似た教会。夜景もきれいでデートコースになっているようだ。
バーで久々に生ビールを飲み報告会、でも閉店時間が先に来てしまった。
10/25 深い霧 7,401 トロント 16車線の高速が延びている グエルフ(コウイチさん宅泊) 400  まったくの白い世界を走り出す、といっても雪ではなく霧。視界は2台目が見えないくらい。ちょっと危険を感じてスピードを落としてトロントへ向かう。朝食がのびのびになりお昼の時間になってしまった。トロントを散策しようかとダウンタウンに入るがあまりの人の多さに敬遠してしまった。こういうところは今度にとっておこう。CNタワーも霧の中に入っているので上らなかった。街灯にライオンキングのペナントが続いている。日本で見たときに異常に感動を覚えたのを思い起こしながら街を流した。
カルガリーのハッピーさん宅でお会いしたコウイチさんの自宅にお邪魔する。ぎりぎりまで連絡がとれず突然の訪問になってしまったのだが、奥様が気持ち良く迎えてくださりただただ感謝。世界各地を生活しながら周られているご家族なので話が休止するところがなく時計の短針が真上になったところで無理して切り上げた。
10/26 危険を感じるぐらいの霧が溜まっている 6,QEW ナイアガラフォールス QEW ハミルトンで迷子になる (コウイチさん宅泊) 300  この旅の最後のイベントとなるであろうナイアガラフォールスに向かう。トップシーズンは過ぎたとはいえ、いまだ観光客の密度は残っている。最初に駐車場に車を置き身軽になって滝にご対面に行く。写真で見なれた光景が目の前に出てきた。風が滝の方から吹いてくるので眼鏡がすぐに水滴で覆われてしまう。「霧の乙女号」はシーズン終了、対岸の木道を歩いてアメリカ滝の正面にいく道も閉鎖されているようだ。ポンチョを被った人の行き来は見られない。カナダ滝を裏から覗けるという「Falls on the behind」だけは営業していたので感動を少しでも増やそうと発券の列に並んだ。というのも、どうも感動の波にザブーンと浸れていないのだ。
とてつもなく巨大な自然の造形を見ているはずなのに、なにか響いてこない。遊歩道を歩きながら考えたのだが、整備され尽くされていてあまりにも簡便に逢えてしまえたからなのかと。3日間藪の中を歩いた先にこの光景が飛びこんできたら雄叫びをあげていたに違いない(異存の在る方、申し訳ありません。滝を見る前に沢山のカップル(老夫婦を含む)を見ていたのでハスに構えているんです、きっと)。
こんなことを考えていたからバチがあたったのだろう、ワイナリーを寄りながら帰ろうと準備していて車のリアゲートを開けようとすると「ガガガッ、ズトン」とガラスが車体の中に落ちてしまった。そのまま走ってしまおうかとも思ったが「今日直さなかったら寒いよなぁ」とワイナリーはキャンセル、ナイアガラワインで有名なアイスワインはお預けになってしまった。さらに修理した後ハミルトンの街から高速に戻れず1時間以上一方通行の道と格闘することになってしまった。
10/27 さぁ帰るぞー 400,69 サドバリー 17 ワワで給油、カードを忘れる 17 マラソン(林道に入り車中泊) 1200 コウイチさんの奥さんに丁重に送り出していただき純粋な帰路を始める。とは言っても淡々と距離を稼ぐ走りは嫌いではない。しかもカルガリーという目標があるし。昨日のリアガラスに続き今日はヘッドランプが球切れをする。これも「夜間走行多いだろうし」と修理に時間を費やす。この車のヘッドランプはバルブ一体型なので目ん球ごっそりの交換になる。ちなみに日本の同型、僕の車はバルブだけである。
オンタリオの道路事情:
@とにかく他の州と比べものにならない量の車が走っている。片側8車線あるのに渋滞するとはどういう事なのだ!
A車の種類は4ドアセダン等の“乗用車”が大半を占めている。アルバータのピックアップトラック軍団とは趣が違う。
10/28 サンダーベイでカードの再発行 17 マニトバに入る 1 ウニペグ、帰路も夜間走行で通過 (レストエリア車中泊) 1100 昨晩12時を過ぎたところで給油しておいたのでせっせとオンタリオを西へ横断していく。そして500km以上移動し次のガソリンの支払いの時になってバンクカードを昨日のガソリンスタンドのカウンターにおいてきてしまったことに気がついた。レシートを頼りに連絡をいれると昨日のお兄さんがまだ勤務していて保管していてくれた。戻ってきなよ、と言われその気になったが往復1000km、10時間のロスは苦しい。少し冷静になってくると再発行という言葉がやっと出てきた。しかし・・・土曜日だった。自分の口座の銀行は閉まっていて隣の土曜営業の銀行に相談する。するとこの街にある土曜営業の支店を教えてくれた。はぁ、また2時間のロス。
10/29 ブランドン豪雨 1 ムースジョーを過ぎると青空 1 メディスンハット (トモカに報告) 870 強い雨、それに呼応してウインドガラスに水滴が流れる。もちろん内側だ。クラッチレバーからも雨が垂れてくる。Gパンの裾が重たくなった。これはカルガリーで直そう。
地図のタイムコースからするとトモカと長く逢っていられそうだ。彼女のホストマザーに待ち合わせ時間繰上げの電話を幾度かしているうちに覚えられてしまい、メディスンハットについたときには夕飯に招待いただけることになっていた。
トモカにもらったドリ−ムキャッチャー、その御守りと僕の軌跡はまったく同じだ。SUZUKIで北に向かった時も、TOYOTAで最東端についたときも助手席の前で同じ光景をユラリユラリと見ていてくれた。旅の最後に報告したい人に、報告できた。
10/30 トモカの通うカレッジを見学 1 カルガリー−無事完結− 350 カレッジは地元民のための施設なのでカナダ人に囲まれている。いい環境で勉強しているんだなぁ、と校内をうろつく。そしてトモカの1コマ目の授業と僕のラストランは同時に始まった。
ハッピーさん宅に戻る前にマフラー修理をする。穴の開いている部分を取り替えてしまおうと考えたがすべてのパーツの錆が進み過ぎていてネジは不動、壊すだけなのでパテのてんこ盛で勝負する。この冬もって欲しい。
カルガリーで夜を迎える。五体満足でここに帰ってきた。食卓にはロッキー産のマツタケが並んでいる。こんな塊で食べていいものだろうか。
この旅が自分の人生の何になるか。どれだけ時間が経った時に気づくか分からないけれども“しない後悔”にならないことは確かだ。

どれだけの人に助けられ、後押しされ、気づかされたか。しばらく考える時間にしたい。