アンジェラス湖の朝、ぜひ!
山行目的:本を読もう!ネルソンレイクス( Nelson Lakes N.P. Travers-Sabine Circuit )

日  程 2002.1.20 〜 1.26
メンバー 亀山(単独・報告)
概  略 ロバートリッジ経由でアンジェラスハットに入り、サンセットサドル経由でホープレスハット。クポーラハットにも宿泊してグリーンレイクももらさず探訪。セドリック山を経由してアンジェラスハットに戻り、好天が続いたのでロバートリッジを帰路にも使う。  ー地図は後日ー

1月20日

国道63号線は山々の谷間を抜けていくご機嫌な道だ。スキー場への道( Mt. Robert Road )を上がっていくと駐車場がある。10台以上の車が停まっているのでたくさんのトランパーに会いそうだ。パッキングを完成させようと車のハッチバックを開けたところでお声がかかる。バッテリーがあがってしまったという。レンタカーのキャンピングカーなのに冷蔵庫用のバッテリーは数日前にあがり、今度はエンジンのバッテリーも。僕のジャンプコード、携帯電話が役に立った。ドイツ人カップル、昨日の宿でもドイツ人エイクとあった。ドイツからの旅行者は多い。

14:25 そんなこんなで歩き出した。なにせ向こう3日間は大きな高気圧に覆われるというので始めに稜線コースで登ってしまうことにした。ジグザグの登りがいきなり始まり稜線に出るまで続く。音を立てて眼下のロトイチ湖が小さくなっていくようだ。冬の時期の非難小屋なのかシェルターが出てくると勾配は緩くなった。1時間で二つ目のシェルターを越え久々に「稜線を歩いている」と感じられるコースが続く。まだ雲が多いものの雨雲ではない。

稜線上にはっきりしたラインが残っています。14:45 スキー場( Mt. Robert Ski area )のレストハウスなどを見下ろすシェルターに着く。冬にはここでパウダーラン前の精神統一でもするのだろうか。風が強く吹きぬけていくがジャケットを着こむほどではなくスキー場の最上部にあたる部分をぐるりと巻いていく。森林限界はすでに抜け、岩とジャリのルートを進む。30分でスキー場の反対側まで来た。この道はトラックよりも整備が簡素なルート扱いになっているが利用者が多いのではっきりとコースが残っている。視界が利けばまったく問題無いコースだが、次第に岩場が多くなりジョギングシューズというわけにはいかないと思う。歩いている稜線と交わるようにいくつも谷が走っているので景色は小刻みに変わり飽きがこない。新たな谷を見下ろすたびに写真タイムになってしまう。

18:20 ひときわ大きな湖が目の前に立ちはだかる。斜面の急な山にぐるりと囲まれたアンジェラス湖( Lake Angelus )、この景色には正直驚いた。空はどんどん青くなっていく。とりあえずザックを下ろしてしばし堪能する。

18:40 富士山須走コースのような斜面を下ってハットに辿りつくが、ここでまたびっくり!一体何人いるんだっ!いつものようなハット生活は出来ず、バーボンを飲んで10時には寝袋に入った。ビジターブックの人数を数えると35人だった。・・・・絶句。

この右肩がサンセットサドル。1月21日

ハット自体はとてもすばらしいロケーションだし悪いことは見つからないが人間の数に昨日は圧倒されていいことが書けなかった。6時に外に出ると空が変色していく真っ最中だった。その中に雲はいない。

8:45 ハットワーデン(常駐ではないがDOCスタッフ)のおば様に送り出されてサンセットサドルを目指す。このルートは昨晩教えてもらったものでホープレスハット( Hopeless Hut )に抜けられるというのだ。さらにこの青空、高いところに行かないわけは無いでしょう、とアンジェラス山の山頂にも寄り道するつもりだ。まったく、ほんとうに雲がゼロ。山の裏には空だけが広がっている。デジタルカメラの「パノラマ撮影」という今までやったことのない事までしてしまう。

9:53 サンセットサドルにザックを下ろしウエストバックをデイパックに変身させる。これ、最近プレゼントしてもらったものなのだが実際にこのシチュエーションになることはなかなか無い。痒いところに手が届く商品、今日はパンフレット的利用法が出来てバッチリ役にたった。水筒とカメラの三脚を持って山頂へ。ジャリは緩くすぐ滑り1歩が半歩位になってしまう。20分で山頂に立つ。これまた絶景の360度。風は微風、もちろんサンドフライなんていう雰囲気をブチ壊す奴らもいない。ケルンの作る日陰に寄りかかりながら景色を楽しんだ。下山はまさかのミスコース、途中で気づきジャリの斜面をトラバースする。とてもゆるい。自分のことよりも下方に誰もいないことを確認しながら足早に進む。元に戻れたが危ない危ない。

ローインパクト、のお手本。11:33 再出発。昨日教わったように谷へ落ちていく。すでにポールなどはなく道しるべはケルンだけだ。ガレ場なのでスピードよりも安全第一にケルンの点と点を結んでいく。面白いもので遠くからはケルンは分からない。でも道に不安を覚えるようなところで見まわすと一番近いケルンが目に入る。そしてそのケルンの脇に立つと次のケルンを見つけられる。なにせケルンの材料は転がる岩、なのだから同化するのは当たり前か。4つの滝を横断して沢床に近づき最後は土砂崩れの中を森の始まる標高まで下りていく。すると見慣れたオレンジ色の三角マークが枝に打ってあった。

極楽、という言葉を実感。13:45 森に入ってから15分でホープレスハットの扉に手をかけた。昨日のことがあるので油断は出来ないと一番いい寝場所を確保してから川に降り、足を漬けながら昼寝をした。水はとても冷たく水遊びする気にはなれない。案の定3時半にハットに戻るとジョン( Mr. John )が一人増えていた。ネルソンに住んでいるので何度も遊びに来ていて情報を沢山持っている。

1月22日

9:40 ジョンは昨日僕が歩いたルートを逆に辿ってアンジェラスへ向かっていき、僕は谷へ落ちていく。1時間でトラバーストラック本線に合流した。トラバース川( Travers River )に沿うようにトラックは続く。まだトラックは登り勾配を感じることなく気持ちのいい森林浴気分だ。

11:37 ジョンタイトハット( John Tait Hut )に入りザックを下ろす。実はホープレスハットを出るときにはとんでもない青空なので、ここに荷物を置いて軽荷でトラバースサドルまで行ってしまおうかと思っていた。しかしここに来てにわかに雲が山々の背中に現れだした。このバックなら明日でもいいのではないか、と予定を変更して直接次のハットに向かうことにした。

12:00 ザックを背負いなおして歩き出す。ホープレスから本線に合流したときに出合ったカップルと丁度入れ違いになる。12分で本線からの分岐点について山側に入っていく。時計の高度は875m。20分で橋を渡り右岸を登っていく。結構しんどい登りが続く。1210mでたまらず休憩。森はほとんどがマウンテンビーチ(山ブナ)だ。

14:10 後半は急勾配一辺倒だったが森林限界に近づくのと同時にクーポラベイスンハット( Cupora Basin Hut )が出てきた。高度1410m。

しかし、だ。すでに先客が居る。それもグループだ。このハットには8つのベットがあるが家族が来ていたりするとよろしくない。聞けば7人。ホッ、一つだけ空いていた。とはいえハットをその最大人数で使うのは無理が出る。とりあえず荷物を整理して自分のスペースを確保してから新聞を読んでいるとジョンテイトハットで入れ違ったカップルまで登ってきた。あらら、定員オーバー。結局グループの一人が昨晩いびき大将だったということで外に出されテント泊、カップルの彼女の方が床に寝ることになり10時消灯。

1月23日

この映像がハットから見れます、ぜひっ。今日はちょっと気合を入れて歩こうと5:45にアラームで起きる。いつもは「起きたときが朝」なのだが朝日に染まるホープレス山を見たいと思った。しかし霧に消されてしまっている。やっぱり慣れないことはしない方がいいのだろうか。

さすがに"僕も”出るものが出なかったトイレ。7:35 皆に挨拶して下山開始。モーニングコーヒーも飲まなかった。ホープレスのときと同じく1時間で本線に戻り上流を目指す。ただ昨日との違いはこの本線が登りだしたこと。急ではないが確実に高度を上げていく。合流してから30分でトラバース滝( Travers Falls )の看板が出たので滝を見ながら休憩。落差20mの滝はきれいなお椀型の滝つぼを作っていた。

10:32 アッパートラバースハット( Upper Travers Hut )はタソックの生える草原にでん、と構えていた。ここまでの登りの連続技に体力を使ってしまった。トラバース山( Mt. Travers )はハットの正面から一気にそそり立っている。ここまでのトラックで気づいたことは森のにおいだった。今まで歩いてきた森には無い匂い、酢酸の匂いとでも言おうか。場所柄が温かいので発酵が進むのだろうか。日本で言えばいわゆる「カブトムシのいる森」のにおいだ。

いいんです、僕自身は晴れた峠を歩いていますから・・・・・11:00 燃料を補給して回復、サドル越えに向かう。通常はこのハットからサドル越えに一日を使う。コース案内には450mアップ、と書いてある。いくつか沢をまたいでいくがその水のおいしいこと。いまだに残雪があるので冷たい雪解け水だ。お日様のカンカン照りの中岩場を上がっていくので格好悪いが日焼け対策一番で望む。結論から言えば誰にも見られなかった。

12:16 トラバースサドル( Travers Saddle; 1787m )の最高点らしきところに立つ。山頂と違いサドル越えの最後は丘を歩く感じだ。写真を取ろうと三脚を用意しだすとガスが流れてきて今まで目の前に見えていたカスケード山がきれいさっぱり消えてしまった。三脚をセットしたまま20分待ったが再び現れることはなかった、まぁそんなもんでしょ。

12:45 サバイン川( Sabine River )に向けて落ちていくが本当に落ちる感じ。かなり急、急な岩場、急なガレ場、急な砂礫と何でも急。一気に標高差1000mを落ちていく。1時間後に森に入るサインを見つけるが森の中も急。

14:00 やっと川に合流して一段落、流れ込む沢水を頂く。10分後に出発、やっと見なれた山道の様相になってくれた。橋の下には川の流れで岩が削られたチャズム( Chasm )が深く切れ込み、水の流れが見えない。ただゴ−という音だけが底から沸きあがってくる。

14:25 ついに今朝アッパートラバースハットから出発したグループの最後尾を捕らえた。抜かさせてもらうがそこは日本と同じ、追いつかれているのに道を譲らないのはおばさんなのであった。おばあさま、まで人生を刻まれるといいのですが。。特にグループリーダーになっていたりすると更にプライドが許さないらしくブロックまでしたりする。後ろに着かれた時点で既にペースが違う、ということに気づいてほしい(異論はここでは受けつけません)。

15:12 ウエストサバインハット( West Sabine Hut )を見学する。足は確かに疲れているがトラックですれ違ったDOCスタッフによればこの先(ウエストサバインハットの更に先)のハットには今日の宿泊者はいないのではないか、という言葉。このハットのビジターブックにも今日そのハットを目指しているグループはいない。さらにここには連泊者が2人いて合計13人。静かな空間が欲しい!がんばってみよう。

名は体を表す、ってね。きれいな色です。15:36 再出発。吊り橋を渡ると目指すブルーレイクハット( Blue Lake Hut )まで3時間と書いてあり、いつものペースなら2時間かな、と自分の目標をきめる。
とはいえ、もう体の反応速度はかなり低下していた。まったくスピードをキープできない。1時間しか経っていないのに前方が開けるとハットを探してしまう。しかし今隣に流れているサバイン川(
West Branch Sabaine River )が流れ出す湖、そこまで上がらなければハットはないのだ。

18:33 苦しかった。これで先客がいたらご飯も食べずにフテ寝したかもしれない。かくして一人で過ごすハットの夜を迎えられたのでありました。

青空の中に一本のポールが見えるんです。1月24日

かなりご機嫌な一日の始まり。ストーブは使えるし誰にも起こされないし起こさないし。いい顔をした空がそこにいる。実はブルーレイクには他にも宿泊者がいた。フレイ一家( Frei Family )は湖畔で火を炊き寝袋一つ、テントなしで夜を過ごしていた。なんと親父一人に子供7人、一番上が18、下は10歳そして全部が男!一団は彼らのベースキャンプのあるサバインハットに向かっていった。

8:45 昨日は歩き過ぎで見れなかったブルーレイク( Blue Lake )を覗きに行ってからモスパス( Moss Pass )へのルートを行く。今日はのんびり過ごしたい。

9:35 昨日歩いてきたサバイン渓谷( Sabine Valley )を見下ろす高台にでる。ここまでは潅木の中を進んできたがここからは崩落斜面の中をポールが伸びている。稜線にいくつかへこんだところが見えるが果たしてモスパスはどれなのだろう、とポールを追っていく。かなり不安定なガレ場になってきた。一人なんだから、と自分に念を押す。両側を崖で挟まれた幅5mほどのガリーをつめていく。青く空に抜けた空間に一本のポールが見える。

画面右側から稜線を越えればセントジェームスへ抜けられます。10:10 峠にでた。マハンガ山脈( Mahanga Range )の西側に並行して走るエラ山脈( Ella Range )の主峰エラ山( Mt. Ella; 7400ft )が正面に、いまだ多くの雪渓を抱いている。谷をかけあがる風を受けのんびり写真タイムを取る。
次なるサイドトリップへとハットに戻ったのは11時半、丁度お昼じゃないですか。といってもいつもの行動食しかないけれど。ただいつもと違うところは、まだ温かい紅茶がストーブの上に乗っかっていること。

12:15 コンスタンス湖へ読書へ行く。30分で湖を展望できる岩場にでる。さて、体が隠れる影を探そう。おっ、椅子まである。この行動に賛同できる方、仲間になりたいです。1時間もするとちょっとお尻が冷えてきたのでお散歩にでる、ここからルイスパスへ向けてセントジェームスウォークウェイに抜けるワイアウパス( Waiau Pass )を確認できる。ハットの方角にはブルーレイクがあり、名前の通りの色を呈している。ブルーレイクの湖畔に降り立ち読書の会その2とする。ここは木のつくる影、草のシートになっている。3時半になるころハットに戻り大仕事!?薪つくりに精を出す。ここには大ナタ、小ナタ、のこぎりと道具も揃っていて作業もはかどる。今日もおいしいご飯が食べられそうだ。

1月25日

一人のハットほど快適な朝はない。ストーブに薪を足してコーヒーを飲む。お湯で顔を洗い、乾いた靴下を履く。荷物も軽くなり足の調子もいい。

8:45 二日間一人で過ごせたハットを掃除、薪を補充していざ出陣。かなり好調な滑りだし。来るときにあれだけしんどかった道だが次に出てくるステージが読める今、心の余裕が違う。2時間かからずにウエストサバインハットへの吊り橋まで戻る。ここからは初トラック。サバイン川の左岸をずっと下っていく。途中3回平原( Open Flat )にでるとコース案内にはある。

11:38 流れ込む沢にかかる橋を渡る。木製の揺れない橋だ。

11:55 平原とはこのことだろうか。トラックから川は見えない。もちろん川の流れる音は右に聞こえる。

12:18 2つ目の平原かなぁ。少し森に入ってまた平原、これは3つ目には数えないだろう。

12:25 幅3mほどの流れ込みに歩股に合わして石が並んでいる。今日はザックの外にコップをしまってあるので天然水をコップで飲む、なんていう贅沢も出来てしまうのだ。これは本家「早蕨山の会」土川さんの小技を拝借した。

12:50 これなら3つ目に数えられるかな。の平原を通過。トラック脇の流れにマスがうろうろ泳いでいる。魚影が濃い。

13:46 サバイン川を渡る。ちょうど橋の下がゴルジュになっていて水深が深く流れが緩くなっている。にもかかわらず川底の石までバッチリ見えてしまう透明度があり、異常に(非常に、ではない)巨大なマスが橋の真下で上流に顔を向けていた。30分後にサバインハット( Sabine Hut )に到着、そこに居た釣り師にこのことを話すとそのマスは有名らしく釣り上げようと試みるのだが、フッキングした後少し上流にある滝の下に走りプチン。と糸を切ってしまうのだという。

15:00 さて、どうしようか。本来ならここで本日の行程終了とするところだ。しかしこのサバインハットはロトロア湖( Lake Rotoroa )の湖畔に建っているという事もありサンドフライの密度が並じゃない。窓は全て閉まっているのにハットの中にも外とあまり変わらないぐらい大量の黒い点が3次元移動している。フレイ一家は熟睡できたのだろうか?
Go up higher! 
虫除けを沢山塗るわけでなく、標高を上げて彼らから遠ざかろうと次のハットを目指すべくハットのすぐ後ろからいきなりの急斜面を登っていく。時計の高度計は535m。
セドリック山(
Mt. Cedric; 1532m )を経由してアンジェラスハットに抜けるコースは途中からルート扱いになり所要7時間のコースとして紹介されているが釣り師の5時間という情報を頼りにした。特に最初にグイッと急勾配で稜線にでてしまうコース取りは僕には好都合だ。とにかく斜面を上へとオレンジマークが導きその点を繋いでいく踏み後が続いている。

ベジタブル・シープ、南島の北部にしか生育しないそうです。15:50 作戦会議の名目の元ザックを下ろす。現在高度1000m。コース案内には森林限界までこの急斜面は続くとある。たしかクーポラベイスンハットは森林限界ラインに建っていた。約1400m、あと400mアップだ。もう半分は過ぎた、あとは減っていくだけだ、ガンバレっ。登り始めは元気だったが5時間歩いた体は当然疲れていた。持ち上げる一歩の間隔が狭い。

16:55 ずばり高度1400mで森林限界が訪れた。ここからは草原の中に立つポールが見渡せる。

17:28 岩稜地帯になり目指すアンジェラスハットの方角が見えるようになる。とそこには真っ黒な雲がいるではないか。雷が鳴りだしたら何処に隠れようか、今この稜線で一番高いのは僕だ。。。。回転数の落ちた足を手を振ってストックのリズムで回させる。んー、しんどいぞ。

18:22 見えた、アンジェラス湖だ、と思ったのはフェイク。次の峰も越さないといけない。結局4つの峰を越えるとアンジェラス湖がみえてくる。黒い雲は周りの頂を覆いかぶしたが音はたてないでいてくれた。

18:46 しかとアンジェラスハットを確認した、初めに見えたのはトイレだった。7時ハット着。フレイ一家は夕食を取っていた。今晩の宿泊者は20人弱、初日に比べたら断然過ごしやすい。

1月26日

朝、窓から見える山はオレンジ色だった。快晴、昨日の頑張りに天気が答えてくれた気がした。

10:35 やっと出発。“やっと”というのは、全てのパッキングを終えてザックを担ごうとしたら床が水浸し。水筒からのびるホースの先端(飲み口)がザックの下敷きになりほぼ全部オモラシしてしまった。ハットの水タンクの水は底をつき湖の水を使っていたので殺菌したものなのに・・・・。この太陽の下、水が無いのは怖いのでもう一度パッキング解除、コッヘルに水を汲みバーナーに火をつけ湯を沸かし1分沸騰(DOCの推奨は3分間の煮沸です、念のため)、冷ましてから水筒を満たす。この失敗は避ける方法を考えないといけない。
往路の時よりも遠望が利くロバートリッジ、すれ違うトランパーとの挨拶もつい長話しになってしまう。ブレナムから来たおばさんには頼まれてシャッターを押してあげたがそのあと僕の前をシェルターまで先導??!してくれた。やはりおばさん、か。

13:38 スキー場のエリアまで戻ってきた。少し前方にフレイ一家の一列がみえる。彼らはもう一泊ブッシュラインハット( Bushline Hut )に泊まるといっていた。最後のジグザグ登山道は緊張の集中力アップを図って駆け降りる練習をする。

13:52 木陰の下の車に無事故を報告。大きな大きな高気圧が居座ってくれた一週間だった。