上高地、涸沢避暑週間7月20日
昨晩沢渡まで移動、上高地へは閉まらないトランクをゴムで押さえたタクシーで乗り込んだ。
09:00 上高地バス停着。重すぎる荷物に担げず転がる。
09:08発
09:50 白沢出合(明神)着 30分休憩
11:05 徳沢園着 30分休憩
12:26 横尾山荘着 30分休憩
13:58 本谷橋 30分休憩
15:48 涸沢ヒュッテ着。デッキにあがり極上の生ビール中ジョッキ(800円)を手にとる。
のんびりと長い休憩を楽しみ、楠田さんから高山植物の授業を受けながら歩いたが7時間(うち休憩2時間)でお釣りがきた。
7月21日
03:00 予定起床時間、ドシャ降りの雨がテントをへこませる。塩見さんはシュラフからでることなく「5時まで延期」と訓示。かしこまりました。目指すのは前穂北尾根だが、強い雨は僕の恐怖心を大きくさせるだけだった。様子をみながら朝を迎えるが時間的に前穂山頂に立つのは難しいのでアイゼンワーク、ロープワークを涸沢カールに残る残雪で行うことにする。宮川さんのアドバイスを聞き漏らすまい、と集中する。
12:08 涸沢から下山開始。しかしテントは張ったまま。そう、このあと4人用テントをベースキャンプとして一人で使わしてもらうのです。
13:08 本谷橋 10分休憩
14:20 横尾山荘着 30分休憩
15:35 徳沢園着 15分休憩
16:20 白沢出合着 20分休憩
17:20 小梨平着 メンバーと別れツェルトを張る(700円、高いっ!)。温泉ではないがお風呂があり誘惑に負ける(400円)。
7月22日
平湯温泉からバスでやってきたなおちゃんは“しれぇー”っと1時間遅刻。かといって気にならない環境がある。この2日間は“なんちゃてガイド”として涸沢まで案内したい。楠田さんから教わったことを忘れぬうちに、とばかりにお花たちを紹介する。
08:20 上高地バス停発
09:10 白沢出合(明神)着 10分休憩
10:20 徳沢園着 40分休憩(アイスクリームタイム)
11:55 横尾山荘着 45分休憩(おむすびランチタイム)
13:50 本谷橋 20分休憩
15:20 ひと休み 10分休憩
16:00 涸沢ヒュッテと涸沢小屋への分岐点 15分休憩
16:35 涸沢小屋着
お花は横尾を過ぎてからぐんと増えてくる。数箇所に雪渓が残っているが日に日に解けてグスグスになっている。なおちゃんは小屋泊まり、ぼくは宿泊代が払えずテントに戻る。宿泊者たちと会話をするチャンスがあったがデイパック一つで縦走できるのである。そんな楽しみ方が出来るときが来るのだろうか。。。。
7月23日
朝食は5時と5時半の二回でそれを逃すと朝食抜きだといわれ、急ぐ朝ではないのだが穂高連峰を染めあげる日の出を見ることから一日を始める。今回のコンセプトは“お花見”であるので宿泊者から奥穂や北穂に足をのばすことを薦められるものの時間を気にする帰り道にしたくないのでパノラマコースをくるりと廻る。斜面にはダイコンソウの黄色い点とハクサンイチゲの白い点ががちらばりる。いい時期に来れたことに感謝する。
09:35 涸沢から下山開始。昨日は雲が多かったが今日は真っさお青空、歩くことを純粋に楽しめる。お花の復習をしながら標高を下げていく。
10:50 本谷橋 20分休憩
12:10 横尾山荘着 35分休憩
13:35 徳沢園着 60分休憩(カップヌードルランチタイム)
16:15 上高地バス停着
16:30 なおちゃん平湯温泉に旅立つ。ぅっうっ。。
無事にバスに乗ってもらうことが出来一安心。自分へのご褒美にアイスモナカを買ってあげる。さて、まだ日は高い。歩こうか。
16:50 上高地バス停発
18:35 岳沢ヒュッテ着
7時までは明るいはずと岳沢を上がっていく。なかなか看板の時間からはずれる事が出来なかったがまだ空が明るいうちにツェルトを建て終わりオレンジ色の空の中バーナーの音を主人公にした。水は小屋分け1リットル100円と言われたがテン場脇の沢から十分に冷たく美味しい水が手に入る。僕の他にテントは3組、隙間が多くて気が落ち着く。
7月24日
06:55 キャンプ場発。重太郎新道を進んでいく。
07:20 鎖場が始まる。
07:40 カモシカの立場、と岩にペイントされた展望地に立つ。
08:35 雷鳥広場。ここではライチョウに出会えなかった。
08:50 前穂高岳への分岐点に着く。
09:20 前穂高山頂 20分休憩
10:00 分岐点に戻る。吊尾根に向かう。
10:20 最低コル通過。
11:24 奥穂高山頂。観光客が多く人口密度が高い。 40分休憩
12:27 穂高山荘
13:25 涸沢ベースキャンプに到着。しかし日が高く涸沢といえども暑い。
重太郎新道二時間、吊尾根一時間半。吊尾根のペースが落ちた。
テントの中に風をいれたっぷりと水分補給をしながらハードカバーの3センチ厚の本を広げる。この涸沢ステイの楽しみの一つ、読書の会。タイトルは「ウィンパー(マッターホルン初登攀者) アルプス登攀記」、まさにドンピシャリ!
7月25日
昨日の夕方にテント受付小屋の隣にある涸沢登山案内所の警察官(山シャツを着ている)に北穂高東稜の取りつきルートを教えてもらったのでそこに挑戦する。
06:30 キャンプ場発。北穂沢に沿ってあがっていく。風はそよ風程度。
07:15 教えてもらった南稜からの分岐らしい光景のところにつき登山者のラインから外れる。
07:27 幅50メートルほどの雪渓を前にする。ハーネス等を取りつけ「岩登り仕様」になる。
07:40 トラバースを終えるがキックステップ。格好と吊りあいが取れていない気がした。
08:05 東稜のコルに立つ。
08:40 ゴジラの背を通過。途中ナイフリッジになっているといっても足場手がかりが豊富。
数本登り返して三点支持の確認。
09:10 北穂小屋着。オーナーの小山さんを訪ね99年10月のお礼をする。
話しているうちに思いだしてくれたらしく当時を振り返った。
09:45 歩いたことの無い涸沢岳を目指す。
10:57 涸沢岳山頂。稜線に乗っていると涸沢槍がはっきり判らない。
11:10 穂高山荘着 50分休憩(混ぜご飯のおにぎりランチ)
12:00 途中出合ったカメラマンに送られながら再び北穂に戻る。
少しでも標高の高いところを歩け歩けの練習にする。
13:37 北穂南稜への分岐 10分休憩
14:10 往きに別れた東稜への分岐点。
14:32 涸沢ベースキャンプ着。
北穂東稜二時間半、北穂−穂高山荘間、往復ともに一時間半。太陽に体力を吸い取られてしまった。夜に雨が降り出したが気づいたときには止んでいた。滑落現場を確認したが、やはり再び歩けている、という事実が信じられない。岩に当たらなかったことが納得いかない。
7月26日
ひながゴロゴロしていたい気持ちがあるのだが朝一番の景色から稜線がスパーンと見えていては歩かずにいられない。安全性が判ったのでもう一度北穂東稜経由で上に上がる。
06:50 キャンプ場発。
07:35 南稜との分岐点
07:40 雪渓前。アイゼンの取りつけに9分、取り外しに6分、もっともっと要スピードアップ!!!
08:15 東稜のコルに立つ。
08:45 ゴジラの背終了。今日はほぼもれなくエッジをトレースした。
09:13 北穂小屋着。 僕の後ろから来ていたワンゲルのメンバーを待つが人数が多いので時間が掛かってしまっているようだ。 60分休憩
10:12 すこぶる快晴、大キレットに向かう。
10:52 A沢のコル。
12:05 南岳小屋着。あつい、熱過ぎ、変温動物になってしまいそうだ。パワー減退。。 60分休憩
13:05 再び大キレットへ。
14:00 A沢のコル。 10分休憩
15:00 北穂小屋着。燃料不足でかなりグロッキーになって小屋に戻る。これでは集中力が欠けて安全性に不安が残ってしまった。 30分休憩16:05 南稜を降下、東稜との分岐点を通過。
16:26 涸沢ベースキャンプ着。
北穂東稜やはり二時間半、北穂−南岳山荘大キレットコース、往復ともに二時間。なかなかタイムを縮められない。直射日光が強敵だった。全行程で水2.5リットル。
最後の晩餐は宮川さんが置いていってくれたマーボー春雨がおかず。すずしい空間で食べる夕食は格別の時間になり最後の夜まで長引かせたサントリー山崎の香りが本のページを繰らしていく。
7月27日
近くのテントのおば様グループはその“猛烈”きわまりないパワーで僕を起こしてくれた。二度寝も出来ず最後の一日がスタートした。山岳案内所に油を売りに行くとパノラマ新道が昨日オープンしたという。彼がコース上の草を払ったから歩いてみて、と宣伝まで入ったのでフルパッキングでパノラマ新道にルートを取った。4人用テント、登攀用具、冬山装備と85リットルザックは一杯だ。
07:15 指差し点検をしてベースキャンプを引き上げる。
08:05 北尾根最低コルを過ぎて屏風の頭への分岐点に着く。部分的に雪渓の最上部を通るところがありいやらしい。 10分休憩
09:00 慶応尾根合流点。手前の沢にはきれいなスノーブリッジが残っていた。
09:30 沢に沿って下りていく。浮き石が多くゴロン、ジャポン、となったが気持ちいい。
10:05 新村橋通過。
10:15 徳沢園到着。どっと人間の密度が増える。 35分休憩
11:23 白沢出合
11:50 小梨平キャンプ場着。
涸沢キャンプ場からパノラマ新道経由上高地五時間。フルパッキングであることを踏まえるとまぁこんなものだろうか。
帰りのバスが気になったがお昼に小梨平に来れたのでゆっくりとクールダウンをする時間を持てた。ラーメンランチタイムで塩分補給し上高地温泉ホテルに向かう。ここは上高地で唯一の温泉宿、12時半から3時半までは外来入浴が出来る(600円)。
3時半にバスの受付を終了し4時に乗車、沢渡でバスを乗りかえるが定刻の21時に新宿に戻ってきた。しかし、片道7000円はきつい出費だった。
荷物を下ろすとき、相棒のストックの先端でお腹をガリッ。またキズが増えてしまった。